小5の女の子に、相談された。「小説家になりたいんです。小説家になるための勉強をしようと思うけど、どうすればいいの?」 私もわからない。いろいろな仕事、いろいろなアルバイトをしてみたらどうだろう。人をあやめる以外、法に触れる以外のことは、なんでも体験してみたらいいんじゃない。人を好きになって、傷ついて、ケンカして、ひどいこと言われたり言ったり。肉体労働、お酒のお店で働いたり。とにかく、いろいろな経験をしてみるのがいいと思う。 こんな話をつらつらしてみた。小説家にならなくても、それはきっと同じなんだろう。 ひとつの道に決めたひとは、それを極めるということももちろんあるけど。この先、どうなるかなど、だれもわからない。いろいろな経験してみて、そこからささやかだけど大きくふくらむ何かを見つけてほしい。経験によって、それが小説家じゃないことに気づくことだってあるかもしれない。なんでもやってみなくちゃ、体験しなくちゃわからないから。 人と同じことなんて、しなくていいよ。自分の歌を唄っていって、Hちゃん。