小学校1年生から中学2年まで、ずっとピアノを習っていました。田舎なので、進み方なんて知れたモノですが。 ほめられるとうれしくて、翌週までにがんばって練習しますし、でも手をぺしぺしされたことも...。 そこのピアノ教室では、年に一度の発表会があったのですが、それが苦痛でしかたがなかった。 照れ屋で人前で発表など、とてもじゃなくて辛かったということが最大の理由ですが、 もうひとつ理由がありました。 発表会のときに弾く曲です。発表会用の曲が、しっくりこないのです。 だいたいはドラマチックな曲だったり、フォルテ、ピアノがやたらとはっきりしていたり。 どちらかというと、練習曲や運指のための曲が好きだったので、 もう苦痛でたまらなかった。 運指のための曲なんて、繰り返しばかりのミニマルな曲(曲といえるのかも微妙)ですし、 練習曲はほんとうに練習のための曲なので、それもどちちらかというとミニマル。 はっきりとフォルテやフォルテシモ、ピアノ、メゾピアノみたいな記号はまったくつかなかったり。 でもそういう曲が好きなんです。 今でもそう。