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神田古本まつりと近江屋洋菓子店と坂本一成・服部一成

今日、水道橋での取材の帰り、神保町まで歩いてみると、ちょうちんがずらり。
どうやら「神田古本まつり」の真っ最中。



あまりゆっくり見られないなあ、残念と思いつつもやっぱり見てしまう。
この2冊をゲット。


「ぼくの道具」石川直樹著(平凡社)

「磯崎新の仕事術」磯崎新著(王国社)


そのあと南洋堂でぶらぶら立ち読み。
坂本一成さんの、服部一成さんがデザインした本があった、と思い、探してちら見(こういう本です)。
「建築家・坂本一成の世界」(LIXIL出版)

坂本一成さんの仕事集なのですが、冊子自体は服部さんらしいデザインが随所に、あふれるほど反映されています。
そのあたりのことは、下の座談会のURL先を読むと納得。
服部デザインが隅々まで感じられて、一貫している。欲しいな、でも今日はちょっとムリなので、後ろ髪ひかれながらお店を後にしたのでした。

建築のデザインと本のデザイン──『建築家・坂本一成の世界』制作チームによる座談
このサイトで詳細読めます。面白いです。デザイナー服部一成さんは、編集者があれこれ言っても、デザインのすごさと改めて感じます。理屈抜き。

そのまま、近江屋洋菓子店でアップルパイと苺サンドショート、シュークリームとショコラケーキを買い、帰宅。



パッケージがこれまた、カワイイ。フルーツポンチが売り切れだったのが残念。せっかく買う気マンマンで行ったのですが。


 今度行くときは、ドリンクバーに挑戦。

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