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スタジオ・ムンバイ展と夏の家(仮)。

気になり続けていた、スタジオムンバイ展「PRAXIS」へ。


















インドの建築家、ビジョイ・ジェインさんが率いる職人集団、とでもいうのでしょうかね。説明によると

インド各地出身の有能な職人たち(大工、石工、鉄工、金工、井戸掘り工など)約120名が住み込みで働き、ジェイン氏の指導の下、地勢や気候を読み、井戸を掘って水源を確保し、地元由来の素材とそれに適した工法を用いて建築をつくっています。

ということだそうです。
すごいなぁ。なぜ日本では、このようなことができないのだろう。
職人さんは、スゴイ、カッコイイ。やはり、実際に手を動かす人が、好きだ。
インドで職人になりたい。

後日、東近美で職人さんの作業を見にいこうと思っていたのを変更して、この日の取材がおわったあと、竹橋にかけつけた。日が沈むまでに、行かなくちゃ。と。かなり駆け足で。

東京国立近代美術館 MOMAT 「夏の家(仮)」









すでに東屋などはできあがり、あとは、植栽類を埋めるのみ、という作業でした。
早稲田の建築の学生さんかな。みんなでチカラを合わせて、穴を掘って埋め込む作業をせっせと。
この時は、作業のジャマにならないよう、作業するスタッフ以外は芝生に入ってはいけなかったのですけど、いまはできあがり、もうブランコにも乗れるし、夕涼みしながら中でビールやモヒートなどを楽しめる空間になっています。

そして月末には、このようなイベントが。東京エールやモヒート飲みながら、お話を聞きたいと思っています。

連続レクチャーシリーズ「青空教室

第1回|動く| 
牧紀男(計画家)、中谷礼仁(歴史工学家)、坂口恭平(建築家など) 
9月22日(土)18:00-20:00

※坂口さんはskypeで参加予定だそうです。

第2回|考える|
藤森照信(建築史家)、塚本由晴(建築家) 司会:後藤治(建築史家) 
9月28日(金)19:00-21:00


第3回|つくる|
内田祥哉(建築家)、高橋てい一(「てい」は青偏に光)(建築家) 司会:戸田穣(建築史家) 
9月29日(土)18:00-20:00

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