このところ、予定がたたない生活をしていて、観に行きたいと思っていた展覧会などがすでに終了していたり、あと数日で終わりという状況だった。 少し時間をなんとか作ったので、かけこみで銀座へ。 ggg 永井一正ポスター展 永井一正 さんは、日本デザインセンターの創立された方のおひとり。動物をモチーフにしたポスターは、よく目にすると思う。繊細、あっと驚かす、へぇーと思うレイアウト。じーっとつい見てしまうポスター130点ほどが展示されていた。グラフィックデザイナーなのだが、普通のデザイナーとはぜんぜん違うと思う。なんだろう、絵描きでもなくて、デザイナーでもなくて。でも両方を備えていて。想像がふくらむ描写と、ユーモアと。ひとつの平面から受け取れる情報量が、ぜんぜん違う。 ggg から新橋のG8へ。 平野敬子展「Vision and Realization」 グラフィックデザイナー亀倉雄策氏の業績をたたえて創設された賞を受賞し、その受賞作展。受賞作品は、東京国立近代美術館60周年の周年事業関連制作物。 展示物は、主にDM、インビテーション。いろいろあった制作物から、DMに絞ったのかな。いささか拍子抜け。迷路のようになっていた、展示テーブルはおもしろかったけど、もっといろいろなものが展示されていると思ったのに、残念。 京橋まで歩いて、LIXILギャラリーへ。 「 集落が育てる設計図 アフリカ・インドネシアの住まい展 」 模型がたくさんあって、おもしろかった。これはすごい。アフリカの部族の生活、土による家。土、か。そしてインドネシアは、木の住まい。もろ、木だらけ。その中で、現代の生活が営まれている。すごいことだと思う。普通に暮らせるわけだから。もちろん、奴隷制度から逃れるための家のつくりだったり、民族的な特徴があるのだけど、本物が見てみたい。おすすめです、この展示。 書籍 も出ていて、これ欲しかった。改めてこんど手に入れたい。シリーズのデザインは、祖父江さん。おもろいデザインしています。DMもいいかんじ。 京橋から、新丸ビルのある丸の内へ、てくてく。この日はずっと歩きっぱなしだった。途中、東京駅の前がこんなことになっていた。記念写真をとるおねえちゃんたちが、キラキラまぶしかった。