お昼すぎ、とあるうどん系ファストフード店の前に、救急車と消防車がとまっていた。店内に隊員の方がいて、年配の男性を担架で運ぶようだった。出てきたときに、店の前にいたので、その方の様子が見えたのだが、胸の上に帽子と手をのせ、目をつぶっていた。どんな状況なのかはわからなかったが、大事にいたっていないとは思う。
付き添いらしき方はいなかったので、おそらくお一人で食事をしていたのだろう。かなりのご年配なのかも、という様子だった。
改めて店内をちらっと見てみると、隊員の方が店内にいるときも、店内のほかのお客さんはもくもくと食事を続けている。だれもそちらを気にしていなさそうだ。淡々と食事をしている、というかお腹にとりあえず食べ物を入れている、という風、食事というより。おいしそうな様子がなくて、とてもシュールな光景。倒れている男性も、おひとり。ひとりの人たちが集まる店。特別なことではないのだが、なんだかいまの世の中らしい光景だった。
あの男性も、ひとり病院で過ごしているのだろうか。大丈夫だろうか。
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