たぶん、かなり混むだろうからと思って、朝イチで会田誠展「天才でごめんなさい」へ。午前中ということで、それほど混みこみではなく、ゆったり観られた。これから行かれる方は、朝からぜひどうぞ。
会田さんの作品は、もの何年も前からずーっと見続けているので、今回はほぼ集大成的な内容だろうと思いながら出向いたのだが、そのとおり、20代後半のものから、最近のものまでずらり勢ぞろいだった。同じ作風でシリーズ継続しない作家さんなので、ほぼ単体で成立しているものが多い。根底にあるものは、シニカルな視点で作品を作り続けている、ということだろうか。ついクスクス笑ってしまう作品が多いので、まわりの人は気持ち悪かっただろうな。すいません。
特に笑ったのは、会田さんがフランス人・ドイツ人・アメリカ人美術作家に扮した映像作品。ガラスの向こう側に立った会田さんが、哲学にまつわる言葉をそれぞれの母国語で発しながら、絵を描くというもの。もちろん、その国の作風を模した絵を描いている。会田さんの作品に感じるのは、“日本は負けている、そして敗戦国。自分も負けている”。それがテーマとはいわないが、影のテーマとして、発表し続けているような気がする。上記の映像作品も、欧米の美術を揶揄しつつ、日本のダメっぷりを言いたいのでは。この写真は、展覧会で唯一のshooting spot、「考えない人」という作品。
ひとしきり見終わって、ミュージアムストアへ立ち寄り、青幻舎から出ている展覧会カタログを購入。さらにそのそばには、装幀を変えて発刊されている会田さんの処女小説「青春と変態」が置いてあった。奥付に、まだ私の名前が記載されていた。ほっとした。
会田さんの作品は、もの何年も前からずーっと見続けているので、今回はほぼ集大成的な内容だろうと思いながら出向いたのだが、そのとおり、20代後半のものから、最近のものまでずらり勢ぞろいだった。同じ作風でシリーズ継続しない作家さんなので、ほぼ単体で成立しているものが多い。根底にあるものは、シニカルな視点で作品を作り続けている、ということだろうか。ついクスクス笑ってしまう作品が多いので、まわりの人は気持ち悪かっただろうな。すいません。
特に笑ったのは、会田さんがフランス人・ドイツ人・アメリカ人美術作家に扮した映像作品。ガラスの向こう側に立った会田さんが、哲学にまつわる言葉をそれぞれの母国語で発しながら、絵を描くというもの。もちろん、その国の作風を模した絵を描いている。会田さんの作品に感じるのは、“日本は負けている、そして敗戦国。自分も負けている”。それがテーマとはいわないが、影のテーマとして、発表し続けているような気がする。上記の映像作品も、欧米の美術を揶揄しつつ、日本のダメっぷりを言いたいのでは。この写真は、展覧会で唯一のshooting spot、「考えない人」という作品。
ひとしきり見終わって、ミュージアムストアへ立ち寄り、青幻舎から出ている展覧会カタログを購入。さらにそのそばには、装幀を変えて発刊されている会田さんの処女小説「青春と変態」が置いてあった。奥付に、まだ私の名前が記載されていた。ほっとした。
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