仕事で千葉エリアをいろいろ調べている。そこで見つけた、びっくりエピソード(というか、私はまったく知らなかった)。
神谷バーの創業者、神谷伝兵衛氏。牛久市のワイン醸造所・シャトーカミヤの創業者でもあります。この神谷伝兵衛氏が、大正7年に建てた別荘が、千葉の稲毛海岸にあります。いまその建物は、千葉市民ギャラリー・いなげとして、活用されているのです。なんと、大正モダン。お手入れも行き届いた、とても雰囲気のある洋館です。国の登録有形文化財。昔のお金持ちは、スケールがちがいます。
ここで、大事なお客さまと重要な会議もしていたのでしょう。おいしいお酒も、ふんだんにいただけたのでしょうね。いいなあ。
でもなぜ、稲毛海岸? と不思議だったのですが、このエリアは避暑地だったのですね。こちらに詳しく記してありました。
このエリアには、富士山信仰の古社、稲毛浅間(せんがん)神社という有名な神社もあります。
さらには、文人や画家が訪れていた「海気館」という旅館もあったらしい。島崎藤村、森鴎外なども訪れ、田山花袋の小説の舞台にもなったところだとか。
んー、稲毛海岸、かなり文化人エリアだったわけですね、あなどれません。おそらく、今でもそのなごりはあるでしょう。いずれ、一度うかがってみたい。
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