隅田川べりの蔵前エリアに、少しづつお店が増えている。料理本などの実用書を編集しているアノニマ・スタジオがあり、その関係かもしれないが、まちぐるみでイベントなども行なっているエリア。周辺では、このようなチラシを配布していた。手書き文字、うまい。
2月2・3日(土・日)は、「BOOK MARKET 2013」というイベントが開催。自転車で行ってみた。
会場があるビルに到着。エントランスがおっしゃれ。
エレベーター内のサインもデザイナーさん、がんばってる。
会場内はすごい人、人。
左。LIXIL出版「猪谷六合雄スタイルー生きる力、つくる力」。
そして、晶文社では、右:「せまい路地裏も淡き夢の町 随筆随談選集2」(小沢昭一 ー 百景)。そしてもう一冊、真ん中:「無窓」(白井晟一)。晶文社の2冊は、半額本コーナーで。そのおまけで、レイ・ブラッドベリがなくなったときに配布したという小冊子をいただいた。
1冊ごとにスタンプを押印して、3つ集まるとイラストレーター福田利之さんによるエコバックをプレゼントというサービスも行なっていたので、めでたくカワイイバッグがおみやげに。
先日行った古本屋さんでもそうだったのだが、本は出会った時にピントきたものを手に入れておいたほうがいい。出会いが、大切。今回もそれを心に臨んだため、結局3冊も買ってしまった。いいのか、悪いのか。
帰り道。今日は本当にいいお天気、いい気候。まさに、自転車日和。厩橋(うまやばし)からの眺めが、とても心地良かった。
両国の国技館には、力士さんの名前入りのカラフルなのぼりがひらひらと。外国人の方も、ぼちぼちお散歩されていた。下町らしい風景。
出版社がそのワクを越えて、協力し合ってイベントを行うことは、いいことだと思う。本を買う人が減っている、読まなくなっている。本の魅力を伝えるために、自主的なイベントを行うことで、amazonとはちがって手にとってもらえる、それによって本の手触り感の良さがじかに伝えられるということ。とてもいい試み。
写真集を発行している出版社数社が協力しあって、「写真集を贈ろう」という試みがある。これも、とてもいいことだと思う。写真集は、高い。普通の単行本を買うより、やはりハードルが高い。そこで、付加価値をつけて直に手にとって目でみて、魅力を伝えるきっかけをつくる。それによって、お客さんは知らなかった本の存在も知ることができる。その場で買ってくれるかどうかは微妙だけれど、確実にその写真集の存在も魅力も伝えられるから、そういう機会はあったほうがいい。
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