もう、ボロッボロ。とんでもなく疲れている、私のブーツ。これは、trippen(トリッペン)というドイツメーカー製。かれこれ、15年以上履き続けていた。
私の少ない海外旅行の際には、いつもこの靴で何日間も歩き続けていた。車には乗らないので、電車とバスと歩き、たまに自転車のレンタルをしながら、よく耐えてくれた。
原宿から少し離れたところにショップがあり、先日そこへ持参し、いま修理にどの程度費用がかかるのか、見積もりをとってもらっている。どこまで修理できるのか、値段的にどこまでの修理にするのか、その値段によってどこまで手入れをするか決めようと思う。もう色もずいぶん変色しているし、どうなるだろう。修理には、おそらく1カ月以上かかるらしい。
この靴とこれまで、どれくらいの距離を共にしてきたのだろう。この靴と、あとどれくらい付き合っていけるだろう。これからも、長く付き合っていきたいパートナーだからこそ、ときどき繕うことが必要なのは、ひとと一緒かも。つい乱暴にテキトーに済ませてしまいがちな慣れ合いの相手は、説明しなくても、フォローしなくても、ほうっておいてもわかるだろう、となりがち。どの程度大切だったかは、壊れてからわかることが多い。
大事にしなきゃいけないのは、なんだろう。新しく手に入れたものか、長い付き合いのものか。
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