先日行ってきた
田中一光ポスター1980-2002
この話よくわかる、と思って書き留めた一文が、これです。
その通りだと思います。
デザインとは条件反射
田中一光
忙しさが才能を出してくれる
一つの要因にもなっていた。
デザインというのはあまり考え込んでも
いいものができない。
ヒマでもできない。
ある程度忙しくて、まぎれた勢いで
作ったほうが出来のいい場合が多い。
あまりじわじわやっていると、
集中力がなくなって何かが
逃げていってしまう。
その点デザインとは条件反射のような
ところがある。
一つのテーマをずっと長いこと抱えていると
かえって辛くなってくる。
自分の資質とテーマの関係が
マンネリ化するのか、新鮮に
受け止められなくなってくる。
新鮮でありたいと思ったら、どんどん他の分野に
首を突っ込んでいくというのが今も変わらぬ信条である。
コピーの仕事も、その通りだと思いました。
モーレツに忙しい時期がなければ、
書けるようになっていかない。
書くためには、忙しい時期を体験するということ。
そう思います。