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3月, 2014の投稿を表示しています

打ち上げ@神楽坂椿々(ちんちん)

おいしかった。楽しい時間だった。神楽坂へ向かう途中、永田町で乗り換えの際の写真。あれ、こんなお店は前はなかったよなあ、と思ったのでした。永田町が変わってゆくわけだ。たぶん、カフェっぽいものでしょうね、いいと思います、どんどんできたほうが、いい。 目的地の 椿々 に到着。古民家改装系ですな。 灯りが、かなり怪しげです。そして古民家改装、創作料理系。 なんと、入口こっちじゃない。脇道を入れとの指令。ますます怪しい、創作料理系。 席につくと、やはり古民家改装系でした。お祝いの席にふさわしい、シャンパン。銘柄はよくわかりません、おいしかったらいいタイプですので、ごめんなさい。 まずは、生ハムのサラダで。 つぎは、お刺身だ。かつおのたたきと、カンパチかな。手前はあぶりしめ鯖。カラシははぜ? なにに? はちみつをかけたクリームチーズと、バケット。クリームチーズより、はちみつの味が優っていたため、何のクリームチーズかわからず。ほぼ、はちみつバケットになってしまった。 鶏もも肉の味噌漬けスモーク焼き?らしい。さっぱりとしておいしかった。 Oしま氏、なぜか横須賀ハイボールを注文。なんで?と聞くと、どんな味かなあ、と。ご賞味した感想は、んー横須賀っぽい都会的な味、と、あなた高田馬場出身でしょ、都会っ子がどの口ですか。 たぶん牛すじのブラウンソース煮温玉のせ。と、勝手に想像した料理名。ガーリックトースト添えでした。 エビのマヨネースゾースがけ。なんという料理か、わからず。 ラストは、たまごかけごはん。ごはんは、おそらく雑穀混ぜたタイプ。お醤油は、関東風と関西風があり、何もわからないまま自分のそばにあった関西風をぶっかてた。醤油の違いを後から知ったので、とても後悔。知っていたら両方味わっていたのに。。 また楽しい仕事で、みなさんとお会いできますように!

雨あがり 制服新調 あと一年 あと一年と 念を押し

朝からの怪しげなお天気がなんとなくイケてる天気になったので、買い物へ。 歩きながら、ぱちぱちとiPhoneで撮影した様子。サクラ、きましたね。いいですね。私がしっくりくる、ハデじゃないしょぼさ加減が、とてもいい。 家のそばのスーパーで見かけた缶のイラストが、なんとも清洲橋に似すぎるていたので、つい買ってしまった。色の具合が、清洲橋すぎる。 明日で、3月も終わり。やりのこしていること、ありすぎる。

ひなびたサクラでお花見を

去年のお花見シーズンにも、このことを書いた記憶がある。私は、いわゆる上野や中目黒でのお花見はしない、したこともあるが(告白)。そういうのはもう、ちょっと。 サクラの木が一本だけでいいし、それがショボめのサクラでも構わない。「友だちや知人と一緒に見よう」的なものではない、会話もないような時間の過ごし方がいい。 だから、一緒にいたい人と、時間が止まっていたらいいなあと感じるようなときであれば、よりいいなあと思う。お酒も料理も、なくていい。そのためには、ひなびたサクラのほうが、より豊かな時間が過ごせる。単に、ヘソ曲がりなのですけど、すいません。 去年はダメだった。今年は、名所ではないところで夜桜散歩、できますように。

仕事:NEXCO東日本 高速道路キッズ「ハイウェイ島の冒険」

NEXCO東日本キッズサイト 「高速道路キッズ ハイウェイ島の大冒険 〜消えた高速道路をとりもどせ!」 小学生高学年を対象とした教育支援活動の一環として、遊びながら学べるサイトです。高速道路が持つ役割や維持・管理の方法、環境対策などを、ゲームや動画を通じて、ご紹介します。また、小学校の自由研究の課題にも役立つページもご用意していますので、ぜひ一度ご覧になってください。 私は、企画・ライティングを担当しています。 各ページの紹介は追ってまた。

いちばん好きなイラストレーター安西水丸さんが亡くなった。

水丸がなくなった。おそらく私がいちばん好きなイラストレーターさんで、絵本作家さんだった。 水丸の絵本は、ほぼ読んでいる。そして、何度も読みかえしている。映画について書いているエッセイも、好きだった。そして、ネコのイラストがたまらない。毛の質感がとてもネコらしくて好きだった。絵本の仕事とエッセイの仕事について私が特に好きだった理由は、肩のチカラの抜け具合が絶妙だからだと思う。その道のプロじゃない(十分プロ中のプロなのですが)そぶりをする、チカラの抜け具合がひときわ絶妙。 青山で何度かお見かけしたことがある。とにかくステキすぎて、見ている私が緊張するほど。おそらく女性のモテモテだったのではと思う。カッコよかった。お話しを聞いたりインタビューしてみたかった、欲をいえばバーで同席してみたかった。ふわふわのネコの話を聞いてみたかった。 村上春樹の丸顔イラスト、もう新しいものが見られない。合掌

ハイレッド・センター「直接行動の軌跡展」と岡﨑乾二郎「B-things and C-things at A-things」

駆け足で、このふたつを見てきた。 ハイレッド・センター「触接行動の軌跡展」 渋谷区立松濤美術館 詳細は、 青い日記帳さんのブログ に詳しく説明されています。画像もこちらで見るのがよろしいかと思います。 私は、彼らの活動を後追いの書物でしか見ていないので、当時の熱狂ぶりがわからなかったのですが、美術関係以外にも大きく影響を及ぼしていたのでしょうね。同時代体験してみたかった。 いちばん見たかった千円札と、缶詰が見られたことは、とてもよかった。感謝。 ただ、不満が。ご年配の方が多数いらっしゃることがあらかじめ想定できる企画展なので、展示物の説明文はわかりやすい文字表記のデザインやレイアウトであるべきではないだろうか。私が訪れた開館早々の時間は、比較的ご年配の方も多く、説明文を読むためにカラダを曲げて斜めに読まれていた。行間も狭く文字のQ数も小さい、小さすぎ。さらに松濤美術館は灯りが暗めなので、目が悪い私は読むのがしんどかった。 彼らのシンボルマーク「(斜めになった)!」(エスクラメーションマーク)」へのリスペクトなのかもしれないが、それはそれとして。①『軌跡展』と題しているのですから回顧展、のようなものなわけで ②その枠内でのレイアウト方法を模索できる気がする、という意味です。 図録も同じレイアウト。たとえば、写真集のデザインをメインに携わってるデザイナーさんではなく、文字をしっかり見せることを主眼としている、エディトリアル系のデザイナーさんへ依頼する方法もあったのでは、と。 そして久しぶりの井の頭線にのって、吉祥寺へ。 岡﨑乾二郎「B-things and C-things at A-things」 12:00 - 18:00( 月・火・水曜休) A-things 武蔵野市吉祥寺北町3-5-8 イトーピア吉祥寺マンション1F ギャラリースペースと、ビンテージファブリックを扱うスペースでの展示(〜3/30日曜まで)。 こちらのブログ に詳細が記載されています。 おかざき乾じろさんのポンチ絵展示です。『ポンチ絵』とは、私も知らなかったのですけど、サムネイルみたいな絵、ということなのでしょう。 20日から後半展示が始まり、その様子は こちら です。絵のタッチ、マチエール、素材への手の入れ方が

さよなら、小鳥。

2012年春だっただろうか。南青山の小さな本屋から譲り受けた、2羽のインコ。こっちは少し小さくて気が弱いタイプだったから、もう1羽からちょっかいを出されることも多かった。ひと晩一緒に過ごして、今朝さよならしてきた。

今朝、小鳥が死んだ。

この2日間ほど、ぜんぜんポールにつかまらなくて、地面におりてじっとしていた小鳥。どうしたんだろう、おかしい。 近所に17日開業の小鳥病院ができたばかりだった。これはよかった、と、昨日、連れて行こうと思ったら、火曜日は休診日。開業日の翌日、いきなりお休みとは。。 昨夜寝る前にカゴにかけた厚手のタオルケットをめくると、エサ箱につかまってエサを食べていた。食べる元気があってホッとした。 今朝見ると、少し弱っている。右足が折れているかもしれない。8時すぎ、診察時間前に病院に電話した。何時でもいいですよ、とのお返事。すぐ連れて行きたかったが、でも、急ぎのコピーだけでも先に送らなきゃいけなかったので、それを済ませ、いざ連れて行こうと思ったら、もう間に合わなかった。 ほんのちょっと前に、カサカサっという音がしていた。たぶんその時に、あおむけに倒れてしまったのかもしれない。手のひらにのせてみた、まだカラダはあたたかかった。

『たのしい写真ーよい子のための写真教室』ホンマタカシ(平凡社)

読んだ、やっと読んだ。細切れでしか時間が作れないから、おそろしく時間がかかった。 たのしい写真―よい子のための写真教室 ホンマタカシ(平凡社) ホンマさんの写真の印象、私が広告写真をたくさん見ているからかもしれないが、広告写真を巧みに撮る方、という印象が強い。もちろん、ご自分の作品もたくさん撮っているのですが、見ている枚数がちがうかも。もともと、ライトパブリシティにいた方なので、とにかく画作りがうまい。そして、とても柔軟、アタマがやわらかい。 おそらくカンが鋭くて、何を求められていて、どこに落とし込むかが、すぐ解釈できる方なんでしょう。たとえば、売れてるアイドルなどもそう。小泉今日子もそういう人らしいし、SMAPのメンバーなどは、個々の活動をしているから撮影時だけ集合することも多く、その場で瞬時に何をすべきか、何を求められていてどう動くか、飲み込みがとても早いらしい。私は、ホンマさんの写真には、そのようなひらめきとか運動神経をとても感じる。 この本は、前半は写真を分類して、講義形式で述べている。写真の歴史に詳しくない私が読んでもよくわかる。後半は、エッセイ風といえばいいのか。 編集者の方が、とてもうまくナビゲートしているのかな、とてもよい関係性のよって成立しているのかな。ややこしくない講義と、実践と、笑える部分もあり、とてもいい写真入門本だと思う。デザインは、服部一成さん。このお二人が組むと、いいですね。服部さんのデザイン、私は大好きなのです。 いま3まで出版されているので、続きもまた読みたいと思う。 ポートレイト 市川実日子 (たのしい写真) ホンマタカシ(平凡社) パート2は、これ。ポートレイトを撮ってみた、という写真集みたい。 たのしい写真3 ワークショップ篇 ホンマタカシ(平凡社) こっちは、ワークショップを中心に構成されているらしい。

たけのこは、甘かった。

八百屋さんへ行くと、季節のおいしいものをつい求めてしまう。特に春のものは、小さくてにがくて、緑が深くて、つい味わってみたくなるので、下ごしらえの方法も料理方法もわからないまま、入手してしまうことが多い。 そして先日、初めてたけのこを入手してみた。ゆでなければならない、なんだかハードル高そうだが、でもやらなきゃいつまでたっても覚えないので、小さいのがあったので買ってみた。 ほんとに小さい、長さ10センチくらいしかない。これ茹でて外側の硬い皮をむいたら、どれだけ小さくなるのやら。 唐辛子をいれ、ぬかをいれ、仕事しながらぐつぐつ、2時間以上ゆでただろうか。それを汁ごとひと晩置いてさまして、翌日お昼にわさび醤油でいただいた。 少しのうなぎを、しいたけや玉ねぎなどと一緒に、うな玉丼にした。それに、竹の子を添えてみた。甘い、カワイイ、やわらかい。たけのこって、こんな味なのかと驚いた。 つぎは大きめのを買って、たけのこごはんと、わかめと竹の子の煮物を作らなきゃ。春の味、楽しみがいろいろ。

ここんとこの昼ごはん。

お昼は、ずっとお弁当を作っていたが、このところは麺類やひと皿ものにしている。ラクだから。 麺類は、乾麺をゆでる。ゆでている時間に、汁物や混ぜるものを作ってしまう。このうどんは、冷蔵庫に残っているものをいろいろ入れて、すったショウガをのせた。あったまる。 タンメンが、冷蔵庫に残っていた。これも、野菜室に入っている野菜をどどっと炒め、スープで煮てできあがり。麺がみえない。あらびき黒コショーをふって。 帰省した際にいただいた、たらこ。前に、たらこペーストを作って冷凍していたものがあったことを思い出し、炒めたしめじと和えてパスタに。焼きのりと、一味唐辛子をささっとふりかけた。あ、皿が欠けてる。 たまに、からーいものが食べたくなる、むしょうに。そこで、ナスとしめじの辛いトマトソーススパゲティにしてみた。ソースに唐辛子を3本ぐらい入れたのだが、それだけじゃあまり辛くなかった。 寒い日は、汁ものの麺にしている気がする。少しとろみをつけて、まいたけと小松菜、油あげやちくわなど、冷蔵庫の中のあれこれを少しづつ入れて、おそばに。ショウガもすり、一味唐辛子と揚げ玉もぱらぱら。 前夜に食べた、せり鍋。まだ残っていたので、さらに具材を投入して、お昼にいただいた。あったまる。せりは、根の部分がたまらない。苦そうで苦くないのが、いい。鶏団子とごぼうと一緒に、ぐつぐつ。 翌日は、雑炊。たまごを蒸し過ぎた。でも、おいしいからよし。 解凍していたシーフードが、なかなか使えないまま残っていたので、全部トマトソースに入れてスパゲティに。魚介類ゴロゴロすぎて、なんの料理かわかりにくくなったのも、お昼っぽい。 カレー、ふつうのカレー。じゃがいもと、豚こまという、家のカレーらしいカレー。こういう普通のカレーは、カレールーの裏側に書かれている通りに作ったほうが、おいしい。ちょっと洒落てみて、スパイスや白ワインやなどなど、やらないほうがいい。2〜3種類のカレールーを混ぜて使うと、よりうまい。入れるなら、ソースとケチャップ、しょうゆなどを少し最後に混ぜるぐらいで、ちょうどいい。私はいつも玄米で。 湯気で、ぼやけたナポリタン。これも、冷蔵庫に入っていたピーマンとパプリカ、ハンパに残ったベ

再検査、クリア。血液、快調。

ああ、あわただしくて、あわただしくて。 3.11の今日は、早朝から税務署に行き、そのあと仕事でなかなか行けなかった、八百屋さんへの買い出しと、インコたちのエサの入手。 コピーの修正も送って、さて、取材をもとに自分の書きたい原稿に向きあおうとしていたが、そういえば健康診断の結果はどうなのか、と黙祷のあとに思い出した。 病院へ電話してみたら、もうすでに結果は届いているらしい。夕方、3度めの自転車出動をすることにした。でも眠いのだ、とても。だから、できれば出かけたくなどない。連日5:00ぐらいの早番なので、もう午後お昼ごはんのあとは、眠くて仕方がない。 しかし、行ける時に行かなきゃいけない。面倒すぎるが、病院へ。 結果といえば、血液はまったく問題なし。父が重度の糖尿病だが、ぜんぜんオッケー。さらに、胸のCTの結果が聖路加から届いていたが、それも異状認められず。 とりあえず、来年にはちゃんと健診きてください、との指導。了解了解。 フリーランスの場合は、とにもかくにも、健康が第一なのだ。代わりにだれも仕事してくれないし。 懸案となっていたもろもろのことが、とりあえず今日クリアになったので、つぎは、夜修正がきたものを対応したり、見積送ったり、判断連絡したり、自分の原稿作ったり、もうモリモリ明日からやります、やります。

昨年も確定申告は3.11。

そうでした、昨年も同じ日に税務署へ行ったのだった。税務署の壁には、「2時46分に黙祷をします」という断り書きが貼ってあった。昨年と同じ。 私の元ボスは、今年も東北へ。 投稿 by ピート 小林 . 元ボスは、言う。 マスコミは3年、3年と騒ぐが、それは意味のない数字だ、と。深く納得。

にがおいしい春。

先日行った八百屋さんで手に入れた、春の野菜たち。このところバタバタしていたので、ちゃんと下ごしらえなどができなかった。やっと少しだけ仕事の切れ間ができたので、料理しなくちゃ、と。 たらの芽は、王道の天ぷらに。なるべく、衣は薄くして、さくっと、そして揚げ過ぎないようにしながら、塩でいただいた。ちょっとにがいな、でもそれでこそ春の味。 これは、花わさびというもの。伊豆でしか採れないらしく(八百屋さん談)、下ごしらえのあと、置けばおくほど辛くておいしくなるらしい。これが食べたくて、待っているファンもいるとか。すごいなあ、そのトークにほれて、少し高いなあと思ったけど入手してしまった。いま、塩をまぶして冷蔵庫に入れているが、2〜3日そのままにして、そのあと辛さを楽しみたいと思う。 これは、菜の花の辛子味噌和え。入手してから、何日も経ってしまっていたため、ちょっと花が咲いてしまった。黄色くなっているのが、それ。でも、そのままポイとするのは、あまりにもったいない。食いしん坊なので食べたいので、さっと塩ゆでしてからし入りの酢味噌和えにしてみた。まだまだ、ぜんぜん大丈夫。ぴりっとした酢の味とからさ、いい感じに味わえた。 海外ではどうやって料理していいのか、なんという名称なのかわからないが、多いハズ。すくなくても日本では、それらのナゾの野菜や肴は旬で味わえるのが、とてもうれしい。わからなければ、八百屋さんのお兄さんに質問すればいいわけで。私は、野菜ならとにかく旬のものをいただきたい。そのほうが、カラダのリズムをよくしてくれるような気がするから。 そのうち、魚介類編にチャレンジしたい。

『マームと誰かさん・よにんめ 穂村弘さんとジプシー』@VACANT

小雨降るなか、原宿 VACANT へ。 『マームと誰かさん・よにんめ 穂村弘さんとジプシー』 を観るために。 マームとジプシーとは、こんな劇団 。以前から興味があったのだが、なかなか観られなかった。2年前、 SNAC で 飴屋法水さん との共同作業による上演、 青柳いづみ企画「マームと誰かさん/飴屋さんとジプシー」 藤田貴大×飴屋法水 (清澄白河snac) これもすぐ売れ切れてダメだった。なのでこの追加公演、とても楽しみにしていた。 追加公演だったから、ちゃんと座れた。私が到着したのは、開場15分前ぐらい。けっこう早めだったので、席は自由に選べた。どこにしようかなあと迷いながら、同行中二女子、「招待席があるよ。この前なら、いいんじゃない?」と、とても的確な選択。ドリンク券を持参し、私はビール、同行中二女子はジンジャーエールを受け取り、席へ戻った。ほどなくして、うしろに座ったのは穂村弘さん、つまり、ほむほむ、そしてほむほむのお父さんだった。なんと、まあ。 補足すると、芝居が始まるまで、穂村さんがどのように登場するのかはわからなかった。結局、穂村さんは舞台に立つわけではなく、ビデオ出演なので、観客席にいたのだろう。 芝居(というのか、微妙)は、青柳さん(今回出ている唯一の役者)の実家エリアを穂村さんが案内してもらい、そこから家族のことや引っ越しのことなど、詩と現実と虚構、いくつもの異なるシーンを交差させて展開する。映像も途中挿入される。 今回のテーマらしきものは、呈示されてはいないが、おそらく「引っ越しと家族」だったのかもしれない。穂村さんは、お父さんの仕事の都合で、引っ越しを繰り返していたらしい。過去を思い出しながら語る映像が流れる、お父さんもそれを聞いていると思うと、ちょっと、ぐっときた。 会場を出て明治神宮前駅へ向かう途中、ふと前を見ると、ほむほむ父子。交差点の信号で、ひとり振り返らずに駅に向かい帰る父、それを交差点の離れたところで見守る子。ほむほむ、ずっと見送っていたようだ。 親のことは、私もいつか頭と心を整理して、かたちにしなければ、と思っている。あまり時間はないかもしれないから、ゆっくりできないな、たぶん。