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ソーシャルに飽きた。それは悪いことじゃない。

わざわざツイッターで言うことではないんだけれど、
ちょっとツイッターに飽きてきたような気がする。
やめた、というほどのことでもないんだけどね。


とイトイさんがつぶやかれていた。


依存度や中毒性が高くなりそうな自分への警告。
人との距離感に疲れた?
見たくないものまで見えてしまう、
居心地の悪さだろうか。
それもあるでしょうね。


その感覚、とてもわかる気がする。
だから私は、twitterやfacebookではなく、
ブログへの書き込みが増えたのかもしれない。


みんな、飽きっぽいんだよね、結局。
執着しないというか、次の新しいものにすぐ流れてしまう。
でも、それは悪いことじゃないと思うのですよ。


飽きた

そこに空きスペースができる

新しものを吸収する場所ができる


そんな感じかな。
だってね、空きスペースがなきゃ、
テニスでスマッシュ狙える場所ないし。
サッカーなら、スルーパス出す場所ないってことだから。
わかりにくいかな。


飽きた、なんだか悶々としている、
その状態って、『じゃあ次、なに食べようか?』
みたいな次へと進む、その前の
インターバルなんじゃないかな。
いま一度振り返ることや、立ち止まって考えること、
悪くないと思うしね。


どんどん飽きたら、いいじゃない。


ソーシャルなネットワークって、なんでしょうね。
「おはよう」と、だれかに向けてつぶやく。
それに対して、お返事をする。
どこへ行った、なにを食べた。
小さなクレイ・コミュニティ、
それは、趣味や目的でたまたま集まることが
できた、そういうものすごく小さなつながり。
それを増長してる?


活用の仕方は、人それぞれ。
それはそれでいいのです。まちがいも正解もない。
何をつぶやいてもいい場所だから、
だれも否定しないし、正しいあり方だと思う。


どこからか流れてくるネコの写真もかわいいし。
好きな美術の情報や、作家の最新動向もわかる。
おもしろいことをつぶやく方、何人かいらっしゃるし。
つい「ぷっ」と笑ってしまうこともしばしば。


本当に便利な時代です。雑誌いらず。
私は、かなり活用しているほうだとも思う。
でも、イトイさんと同じように、
私はいささか飽きてしまっていることも事実。


ソーシャルとの付き合い方、かかわり方、
メディア・リテラシー、
ネット・リテラシーも含め、
これからますます問われるでしょう。


だから、仕事につながる、
人としての幅が広がる、
ほかの方に役立つ言葉。
やさしさ。楽しさ。
それを心がけたら、私としては
もう少しお付き合いできるかもしれない気もしています。
つまり、うまく距離感を保ちつつ、工夫して
お付き合いするということ、ですかね。


そうそう。
私の大切な方は、相変わらず
twitterもfacebookもやっていません。
やる気もないみたいで。
そういう人がいてもいいし、まぁ、ありか。


twitter、facebookの次にでてくるものって、なんでしょうね?
それが気になるな。
って、無責任だけど、気になるな。とても。

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