読了。川上未映子、2005年のデビュー作で、中原中也賞受賞作。その後2007年初めての中編小説「わたくし率 イン 歯ー、または世界」で、池田晶子賞ほか、そして2008年「乳と卵」で芥川賞。
この書籍に掲載されている作品は、ユリイカに掲載されたものが中心だとか。でもんーちょっと、あざとい印象、かなあ。読みにくい文体やリズムは、町田康と似ている。音楽をやっていた方というのも、このおふたり、同じ。
私が現代詩というものを理解していないのかもしれないが。気合いが入りすぎて、いささかしんどい。オンナ全開というか、まあ、タイプなのでしょう。私は、しんどい。男女の関係を、延々と書かれてもなあ。ほかの作品のほうが、よくできているのでは、たぶん。ほかも読んでみようとは思う。文章を書いて、自分をさらけ出したいのでしょうね。フルスロットルの女性による、オンナ現代詩、しかも美女。「そらええわ」と言う世の男性、多いのでは。私には、書けへんわ。
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