以下は、4月25日(木)のほぼ日「今日のダーリン」。
・なにかをスタートしたいとき、
「わかってからはじめたい」という欲望は、
もうね、病気みたいなものかもしれません。
(以下の12行読み飛ばしてもいいです)
時間やら予算やら、チーム編成やらを見積もったり、
リスクを想像したり、その対処法を考えておいたり、
うまくいったら、どういう競合が現れるかも考えて、
「まだやってないけれど、だいたいわかった」
という状態になるまで研究したりして、
それがほぼ成功するだろうということを
まだはじめてもいないうちに証明する企画書をつくり、
それの後押しになるような調査資料を添付して、
ものすごく自然で効率のいいプレゼンテーションをして、
たくさんの上役やら利益関係者の承認を得て、
それから「はじめたい」というのが、
もしかしたら、いまの日本のやり方だったりします。
そんなマンガみたいなこと言っちゃってぇ‥‥と、
思われるかもしれませんが、
実際に会社勤めしている人とか、
「マンガじゃないよ、ほんとにこうだよ」と
思っているんじゃないでしょうか。
ほんとはね、
楽典を習わなくてもギターを弾いたり、
音楽をつくったり歌ったりすることはできます。
水泳の教則本を読んでなくても、泳ぎはじめられます。
初対面の人のことを調べなくても、友だちになれます。
よっぽど他人に迷惑をかけるかもしれないとか、
危険なことでもないかぎり、
「よくわからないうちに、はじめていました」
と、可塑的につくりあげていくことって、
いくらでもあるはずだと思うんですよね。
安全、有利、確実、画期的、大人気、高品質、
なんてことを、すべて満たすようなことは「ない!」。
泳ぎたかったら、本屋に行くのではなく、海に行け。
おもしろいことを思いついたら、近所のバカに語れだ。
「いいぞいいぞ」という声が聞こえたら、そのまま行け!
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そうそう、そのとおり。勇気がわく、言葉です。
やったことないことだらけだから、やってみなくちゃわからない。あたって、くだけて、こわれちゃったら、またやり直してみればいいわけだから。私は、そう思う。
さてと、もう一歩前に。
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